八坂神社公式サイトより

「祇園さん」として古くより京都の人々に親しまれてきた八坂神社は、本殿(国宝)をはじめ境内外に多数の摂社(せっしゃ)末社(まっしゃ)を有し、その多くが重要文化財に指定されております。

日本三大祭でもあり、世界的にも有名な祇園祭(ぎおんまつり)は疫病(えきびょう)が鎮まるようにとの祈りを込めて約1150年前(平安時代)にはじまった当社の祭礼です。

八坂神社の主祭神・素戔嗚尊(すさのをのみこと)は、往古牛頭天王(ごずてんのう)とも称し、また薬師如来(やくしにょらい)を本地仏(ほんちぶつ)として、人々の疫病消除(しょうじょ)の祈りを聞き届け、多くの祈りはやがて祇園信仰となりました。

近代に入り神と仏は明確に分かたれ、祭の作法は変わりましたが、このコロナ禍を契機に、神仏への祈りの心は、祇園祭がはじまった平安の昔と少しも変わるところのないことを感じた方も多いのではないでしょうか。

八坂神社の建築物の特徴

八坂神社の公式サイトへのリンクとなっています。

その他のトピックス

八坂神社(やさかじんじゃ)は起源が明確ではありません。

八坂神社は656年(斉明天皇2年)に高麗(高句麗)から来日した調進副使・伊利之使主(いりしおみ)が新羅・牛頭山に座した素戔嗚尊(すさのおのみこと)=牛頭天王(ごずてんのう)を山城八坂郷に奉斎したのが起源とも、876年(貞観18年)に南都(奈良)の僧・円如(えんにょ)が堂(観慶寺)を建立して薬師千手等の像を奉安し、その後天神(祇園神)が東山の麓・祇園林に垂跡(すいじゃく)したのが起源とも言われています。

また829年(天長6年)に参議・紀百継(きのももつぐ)が山城八坂郷丘一処を賜り、神の祭祀を行ったのが感神院(かんしんいん)の起源とも言われています。

その後869年(貞観11年)に流行した疫病を鎮める御霊会(ごりょうえ)が神泉苑で行われたのが祇園祭の起源と言われ、970年(天禄元年)からは毎年御霊会が行われるようになりました。

八坂神社は全国の八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする神社の総本社です。

祇園祭生間流式庖丁2023/7/15(日程時間・・・) (kyototravel.info)